ホテル給食のシェフ

「給食のおにいさん 浪人」裏話その2は「ホテル給食のシェフ」をご紹介。

ご協力くださったのは、同志社小学校で給食を作っている、
小林宏行シェフ。

同志社小学校HP「給食について」

グランドプリンスホテル京都に伺ったのは三月のこと。
お忙しい中、「給食のおにいさん」を読んでくださっていて、
「あそこまで生徒と関わることはないですね(笑)」と。

実際の調理場に入ることは叶いませんでしたが、
給食作りの流れを記録した映像を見せていただきながら、
お話を伺うことができました。
緊張しつつ。*

「食べてもらえなければ、食べてもらえるように考えるまで」
「ヒント? 日常から」
「心の引き出しに蓄えたものが、食材を見ると出てくる」

どんな問いにも、ぴしっ、ぴしっと即答してくださるので、
ついていくのに、いや、質問するのに必死でした。

小林シェフは、宴会調理を中心にキャリアを重ねていらしたそう。
あの冷静沈着さ、反応の早さは、
大量調理の現場に長くいらっしゃることもあるのかな……と、
あとになって思いました。

同志社小学校では、子どもたちに大人気で、
「シェフー」と慕われているそう。

取材後、追加の質問に対する回答の最後に、

「おきばりやす」

と、さりげなく書いてくださったのを見たとき、
人気の秘密が分かった気がしました。

*緊張しすぎてボイスレコーダーを使うのを忘れました。