カメラの中に入ってみよう|拳湖のカメラ・オブスクラ

ブログ1回飛ばしてしまいました。その辺が両親の件のピークで、何とか越えたものの、まだまだやることがたくさん……。

そんな中、1泊の予定で酒田に行ってきました。
この春、期限切れを迎えるスカイコインで航空券を3ルート買っていて、8月の弘前に続く2ルート目。
キャンセルして、その分休みたいとも思ったのですが、もったいないので。アクティブレストということで。

初日は曇り時々にわか雨。風が冷たい。下調べもあまりしていなくて、とりあえず美術館の3館鑑賞共通券を買いました。

土門拳写真美術館(酒田市公式サイト)

湖に囲まれた美術品のような建物。

平日だからか、ほぼ貸し切り状態で見学。
予備知識がほぼゼロで、まずは館内のソファーコーナーで土門拳の伝記漫画を読んでから鑑賞。

土門先生はこの瀟洒な美術館からは想像できないような壮絶な人生を送られたと知る。
今の私なんてまだまだ甘い……!と喝を入れられたような。

建物の最奥、「企画展示室2」が、土門先生の作品だけの常設展的なコーナー。
ここはガラス張りの壁の前に椅子が3脚置かれていて、裏庭をじっくり鑑賞できる。

その前室に当たる「記念室」にひっそりとあったのが、

「拳湖のカメラ・オブスクラ カメラの中に入ってみよう」

部屋の一角にカーテンが下げられていて、その左側に「入口」右側に「出口」と表示。

恐る恐る中に入ると真っ暗。
壁に一つ、小さな穴が空いているだけ。

えー何もないやん、と振り返ると!

それがトップの写真。
影は私、縦線状の光は暗幕カーテンの隙間。

壁の穴はピンホールカメラの穴。
「カメラ・オブスクラ」はラテン語で「暗い部屋」。(→ Wikipedia
部屋全体がピンホールカメラになっているのです。
小さな穴の向こうの景色が、部屋の中に大きく映し出されている。

子どものころ、「科学と学習」かなにかの付録でピンホールカメラを手に入れたことがあったけど、うまく扱えなかった。
その中はこうなっていたのか……!

映し出された景色は幻想的で美しいこと。
誰も来ないので、5回くらい出たり入ったりして写真を撮り動画を撮り、一人喜んでました。
これだけで酒田に来た甲斐がありました。

あとは港で海の幸を食べ、神社で幸せを祈り、ホッカワイナリーのシードルを購入。
満足して帰ろうとリムジンバスに乗ったら、運転手さんが、

「お客さん、欠航ですよ」

ANA国内線95便が欠航 1万3200人に影響 「エアバス」の機体システムに不具合 あす以降も欠航の可能性

えー!
メールでひっそりと通知が来ていただけで、ぜんぜん気づかなかったです。呆然。

すぐに翌日昼の便に振り替え、ホテルをネットで予約。着るものは洗濯できるものはして、あとは無印良品で購入。
補償の宿泊費(15,000円まで負担)+お詫びの2,000円でほぼカバーできたので、まあいいか、と。
思いがけないおまけの一泊でした。

ホテルの朝食。
山形は豆の名産地、味噌汁と山形納豆の美味しいこと。豆の旨味を噛みしめてきました。