「冷蔵庫探偵」単行本1巻が5/25(水)に発売になります。→ Amazon
単行本化にあたって、
あとがきに「冷蔵庫探偵」誕生のきっかけを
書かせていただきました。
ゼノン本誌で読んでくださっている方のために、こちらにも少々。
きっかけは写真集「TOKYO STYLE」です。
昔からリアルインテリアの写真が大好きで、
十数年前、渋谷パルコのブックセンターで見つけて一目惚れ。
当時1万2千円というお値段にひるんだものの、
人様の生活感ただよう部屋を、心ゆくまで見られる魅力には抗えず。
ちょうど脚本家デビュー作を書き上げたばかりだったこともあって、
自分へのご褒美にと買ってしまいました。
その121ページに、冷蔵庫の中を撮った写真があります。
小さい容器に入れ替えた調味料、
ラップを掛けていない使いかけの野菜。
マメに料理をする人らしい様子がいくつも。
たぶんそれが『冷蔵庫探偵』の原点です。
見せたくないけど人のは見たい。
冷蔵庫に隠れた、愛すべき人間の“素”を描いてみたい、と。
*よそのお宅の冷蔵庫を見せてもらうときは、
冷凍庫・冷蔵室・野菜室・ドア裏・ドアを閉めた全体、を
デジカメで撮ります。素早く!
写真に撮らないと、じっくり見られないので。
撮るのも手早くなってきました。笑
創刊準備号、創刊号、毎月の著者コメント。
結構コメントを書くことが多いです。
まずは手書きで思いついたことを書き散らしていくのですが、
よく書いてしまうのが“心に美味しい”というフレーズ。
それが自分的なテーマだと気づきました。
美味しいかな?
よろしくお願いします!
「彩見」はアルコール度14%。笑
同業のKさんから戴いた濁り酒で祝いを。